★『終戦のエンペラー』が面白くなかった件!(皇紀2673.8.9)

うーん、まあ一言で言うと『終戦のエンペラー』は面白く無かったです!(…あ、言うてしもた)

(※以下、ネタばれしますので、観たい人は読まないで下さい)
まあ、面白く無いにも色々あって『パールハーバー』とか『母べえ』などのメガトン級最低レベル作品と比べると、幾分マシで「アメリカが正義」で「日本が悪」的な描き方でも無い処に救いはありますが、中途半端に恋愛ドラマを絡ませてしまっている処が頗る邪魔で、一体、誰に感情移入していいかも解らず…。

(まあ、唯一、感情移入出来たのは、終戦後も一生懸命、皇居を守っている皇軍兵士さんたちに対してでしたね)

結局、ガイジンさんたちも日本人の心を理解しきれず終るという中途半端なエンディングですし…。

うーん、ハッキリ言ってこの作品は劇場で観るほどでも無いかな…。

「四方の海…」の明治天皇の御製を御前会議でお詠みになった話や、昭和天皇の御聖断によってポツダム宣言を受諾した話、マッカーサー日記にも載る先帝陛下(昭和天皇)とのやりとり宮城事件などは概ねキチンと描かれておりました。

ただ、私はマッカーサーと昭和天皇陛下が並んでおられる写真は好きではありません。戦勝国の総司令官だとしても、畏くも陛下の横に並ぶというのは不敬に思えるからです。

まあ、アメリカ人から見れば、ああ言うのが日米友好なのかもしれませんが。

原爆投下の実写フィルムから始まるオープニングもかなりの悪趣味でした。

 (←『風たちぬ』へ『永遠の0』へ→)

■HOMEへ