(西暦2014.6.13金曜日 撮影)


★映画『ノア-約束の舟-』がヤバすぎる件!(西暦2014.6.13金曜日)

本日は13日の金曜日ですね(^^:

ところで、本日公開の【ノア】をレイトショーで観てきました!(*^^*)

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【感想】(以下ネタばれします!!)

一言で、言うとクソ映画(失礼!)でした!!

…人類史上に残る家族愛・ヒューマンドラマを期待して行ったらヒドい目に遭います。

というのも何んと内容は冷酷非道なノアの行動に家族(セム・ハム・ヤペテ)が、ドン引きするというホームドラマ(?)なのです(斬新すぎ!)。

箱舟に乗り込み助かろうとする一般人を殺しまくるノア。

生まれたばかりの孫を殺そうと箱舟の中を短剣を片手に追い掛けまわるノア。

逃げる家族たち。

挙句の果てに「良い人だから親父(ノア)は、神様に選ばれたのかと思ったのに…」と、戸惑う家族たちに、ノアが言ったセリフは「良い人だから選ばれたんじゃない。俺は冷酷非道に任務をこなせるから選ばれたのさ!!」と言い放つ。

…要するに、全く、聖書と違うお話なのでした。

東北大震災でも見られたような天変地異の起きた時には互いに助け会うものと、言うような日本人の常識を根底から覆す画期的な映画でした。

セウォル号の船長も真っ青になるぐらいの、冷酷非道(全員見殺し)ぶりを発揮しても「俺が正義だから」と言い放つノア。(A級っぽく作った、B級映画なのです…)

なんじゃこりゃ??????

ネタバレして本当に申し訳無いですが、期待してた人ほどショックが大きいと思います。

初公開に合わせて、観に来てた人々(私も含めて)は、みんな期待してたと思うんですよね。予告編も面白そうに編集してあったし…。

な・の・に…(^^: それから、旧約聖書のツボ的な部分も全く押さえて無い内容でした(><)

帰りのエレベータで、あまりの残念さに、みんな怒りを通り越して苦笑いしてました。

私はユダヤ教徒・キリスト教徒じゃないですが、その私が観てもこれはちょっと聖書を冒涜してる(バカにしてる?)んじゃないの?という内容でした。

これは、絶対観たら後悔する映画です(><)

…まあ、映像は迫力がありましたケド(^^:

あと、旧約聖書で、「鍛冶師の祖となった」とサラッと一行だけしか書かれてなくて、 影の薄い「トバルカイン」は、いい味出してました。

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【こまかいツッコミどころ】
蛇の大群が箱舟に乗ろうとやってくる→ノアの子供たちがノアに「蛇も乗せるの?」と訊くと。→ノア「地に這うものも総て動物だ箱舟に乗せよう」→子供たちドン引き。(聖書的には「蛇」って悪魔の化身じゃなかったですか???)

「セト」の子孫を、神に選ばれし者的に描いて(…それは、いいんですが)「蛇」の皮を腕に巻くパフォーマンスを行うんですが(聖書的には「蛇」って悪魔の化身じゃなかったですか???)

「セト」の子孫を、【アダムの子孫】って呼んでますが、人類全員が【アダムの子孫】じゃないですか。

…そのくせ、一般人は箱舟に乗せないノア。→トバルカイン「人間の命は、動物の命より下なのか?そんな訳ないだろう」(完全にトバルカインの方が正論です!!)

ノアの曾祖父「エノクが死んだとき…」とかいうセリフが、サラッとありましたが、エノクって旧約聖書では唯一「死んだ」って書かれてなくって「神が彼を連れ去った」と書かれているため、現在も「エノク生存説」ってあるんじゃなかったでしょうか?「死んだ」ってアッサリ決め付けちゃっていいんでしょうか??

セム(は、何故か映画では結婚してるが、妻は子供が産めない身体の設定)・ハム(独身)・ヤペテ(独身)は洪水が終わってから「俺たちは誰と結婚し(子孫を残し)たらいいの?」と訊く子供たちに、ノアは「俺たちは洪水で一旦助かるケド、結局、子孫を残さずしばらくして死ぬ」→「えー!!」(家族ドン引き)

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まあ、ツッコミどころは満載すぎですので、そういう映画だと覚悟して観るならば新たな発見があるのかもしれません(*^^*)

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