★酒好き大阪人の遺伝子

若い頃から無類の酒好きで沢山お酒を飲んできました。

江戸時代から大坂は酒造業が著名で、私の地元の池田の酒も遥々江戸(現在の東京)へ献上されたそうです。猪名川を渡って対岸の伊丹もまた酒造の町として知られ、『我に七難八苦を与えよ!』と月に誓った名科白が教科書にも載っている山中鹿之助の子孫の鴻池家が始めて清酒法を発見したと言われております。

…そして、『宮水』の発見によって、西宮から灘五郷までの地域が全国的にも銘酒の産地となっており、矢張りこの地域に酒好きが卜居するのか私の周りに住む人たちも酒豪揃いでありますね。



さてさて、私の両親は両方ともお酒を嗜みます。

母方の祖父は高知出身なので、そのDNAを引き継いでいるんじゃないだろうかとずっと漠然と感じておりました。

…が、ある時、母に聞いた話によると「母方祖父は、お酒を飲むには飲むが、まあ高知人の良く飲む人と比べるとそうでも無い。普通ぐらいだ」と…。

それに比べて、「(私の)父は、恐ろしいほど飲む」と。

なるほど、私の無類の酒好きは父方からの遺伝なのだろうか? …と、これまた漠然と考えておりました。

それが、一昨年の父方祖母のお通夜で親族が集まって昔話の際に、父の父(私の祖父)は、父も吃驚する程の酒豪であったと…。

何か因縁めいた、いやいやDNAめいたものを感じました。

そういえば、親族あつまった時も、父方の祖父の子孫の家系はみんな飲みます。父方の祖母の子孫の家系は飲む人あり飲めない人あり。

どうやら、酒豪の大阪人の遺伝子は、辿ると但馬地方(父方の実家)の方へ行き着き、さらにはハプログループD2の通った経路を通って東アフリカへ行き着くようです。わが家の神棚はこちら。

そして、まあ、こんな些細なことも、私がハプログループを調べてみたくなったきっかけでもあります。

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