兵庫県西宮市の「日野神社」にある『戦利兵器奉納碑』(皇紀2674.9.10撮影)


★兵庫県西宮市の「日野神社」にある『戦利兵器奉納碑』へお参りました。(皇紀2674.9.10)

「日野神社」は「瓦林城址」に建てられた神社で、瓦林の総鎮守たる神社であります。 『戦利兵器奉納碑』の碑文には、「戦利兵器奉納の記。是れ明治三十七八年役戦利品の一にして、我が勇武なる軍人の熱血を濺(そそ)ぎ大捷を得たる記念物なり。茲に謹で之を献じ、以て報賽の微哀を表し、尚、皇運隆昌、國勢の発揚を祈る。明治四十年三月、陸軍大臣 寺内正毅 花押」とありました。

砲弾の実物は、大東亜戦争末期の金属供出の際に無くなったのか、GHQに接収されたのか分かりませんが現在は無く、変わりに石造の砲弾が安置されておりました。

(※後日、宮司さまにお尋ねしたところ、碑の上部にある「石造砲弾」サイズのものの実弾が、元々あったのではなく、別途大きなサイズ(90センチ砲弾?)の「奉納砲弾」がいくつかあったが、随分前(戦前・戦後すぐ?)には何らかの理由で無くなっていた。「奉納砲弾」の台座石などもあったと思うが、阪神淡路大震災で神社が被災し、再建された際には損傷を受けたので撤去されたと思うとのことでした)

これと全く同文の石碑は西宮市の「大市八幡神社」にもあります。


また、大阪府八尾市にもこれと同じような石造の奉納砲弾があります。

所在地:兵庫県西宮市日野町2丁目51番地
最 寄:「日野神社」拝殿東側
形 状:奉納砲弾の碑文石(※現在は砲弾は無く、代わりに砲弾型の石が置かれている)
碑 文:陸軍大臣 寺内正毅
建立年:明治43年3月

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