★STRとSNPの違い(2013.4.22)

STRは「ショート・タンデム・リピート」のことで、塩基の繰り返し数のこと。
SNPは「一塩基多型」のことで、塩基の変異の型のこと。

SNPは遠い先祖からの系統を把握するのに使われ、STRは近い世代で親族関係にあったかを知るのに適している。例えば、STRを調べて、

12マーカーが一致しておれば、過去29世代内で共通の父系の先祖を持つ親族であった可能性が高い。
25マーカーが一致しておれば、過去13世代内で共通の父系の先祖を持つ親族であった可能性が高い。
37マーカーが一致しておれば、過去8世代内で共通の父系の先祖を持つ親族であった可能性が高い。
67マーカーが一致しておれば、過去6世代内で共通の父系の先祖を持つ親族であった可能性が高い。
111マーカーが一致しておれば、過去4世代内、つまり高祖父が同じであった可能性が高い。

ということが分かります。日本で「姓」では無く名田の地として名字が一般に使われ出したのがだいたい鎌倉時代なので、名字が一致しておれば(途中に養子が無かったなら)、12マーカーが一致している可能性が高い訳であります(^^)v

(※詳しくはこちらトーマス・ジェファーソンの醜聞をお読み下さい)

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