神戸「三宮神社」の『史蹟 神戸事件発生地之碑』(皇紀2674.9.3撮影)


★神戸「三宮神社」の『史蹟 神戸事件発生地之碑』へお参りました。(皇紀2674.9.3)

幕末「三宮神社」前附近で起きた『神戸事件』の発生地を示す碑です。

【案内板】
「トア・ロード南端にある三宮神社前で慶応4年(1868)1月11日、神戸事件が起きた。備前藩の隊列が西国街道を東に向かって行進中、三宮神社の前に差しかかったとき、沖に停泊していた外国軍艦の水兵数人が隊列を横切った。これに怒った備前藩隊員が水兵を切りつけたことが国際事件となった。結果として第3砲兵隊長の滝善三郎が詰め腹を切らされ、兵庫の永福寺の座敷で6カ国の立会人が注視するなかで切腹したのである。日本の政治体制がまだ確固としていなかったためにこの悲劇が起きた」と。

土佐藩士の禁旗伝奏役・本山茂任は、この「神戸事件」の混乱に巻き込まれ『錦の御旗』をフランス兵に強奪される「禁旗紛失事件」の発端ともなりました。戊辰戦争に『錦の御旗』の伝奏が遅れておれば…。と思うとヒヤヒヤもの。先人の努力に感謝の洵を捧げたいです。

三宮神社には、神戸事件当時と同時代の大砲が奉納されております。

所在地:兵庫県神戸市中央区三宮町2丁目4番4号
最 寄:「三宮神社」鳥居左横
形 状:石碑型
建立年:昭和17年3月
建碑者:神戸市

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