『産経新聞』朝刊より(皇紀2675.5.11撮影)


★都構想【反対47%・賛成39%】(皇紀2675.5.11)

本日附『産経新聞』朝刊の世論調査より。

まー、そうなるやろね。大阪都構想なんて不敬の極み。まともな大阪人は誰も望んでません。

大阪府民は、「府」が「都」になって嬉しいかって?

冗談じゃない。神国日本の中において「都」と名乗って良いのは、畏くも今上陛下のあらせられる場所一点のみである。

大阪が「都」だった時代は、遥か昔「難波宮」の時代。これだけでいい。

「二重行政」解消の為に、もう一つ「都」を作ったら、「都」が2つになってそれこそ「二重行政」なのである。そうなれば国体が二分され、逆賊が跋扈する世の中となるであろうことは、歴史に鑑みれば明らかである。

南北朝時代や、近くは幕末・戊辰戦争の混乱に乗じて、輪王寺宮公現(北白川宮能久親王)を東北に拉致し、東武皇帝と名乗らせて、この偽帝を傀儡として擁立し天下を転覆国家を滅亡させようとした奥羽列藩同盟のような逆賊がいたという歴史を忘れてはならない。

大阪府民から見れば、橋下氏は南北朝のような混乱を起こして、国体を二分せんとする奸賊のようにしか見えない。

帝都・東京に対して不敬を感じない精神構造がおかしいのである。

橋下氏は、「二重行政廃止」といいながら、片方で都を作るのに「緊急時のバックアップ機能が…」とか支離滅裂の回答。「二重行政」こそが最大のバックアップ機能なことをご存知ない。

…あと、「都構想惨敗」後は、改憲勢力に取り込まなあかんから、あんまり叩くなという人もいる。まあ、それも確かにそうだが、私は橋下氏は「真の愛国者」には見えない。

日韓竹島共同所有発言」で化けの皮が剥がれたのは、忘れもしないが、伊丹空港を廃止して、関空に一本化するという愚策にはあきれたものだ。

市をまたいでいるので、個別の地図ではわかりにくいが、伊丹市・川西市・宝塚市のそれぞれの自衛隊の基地を総合すると実は伊丹は一大軍事拠点なのである。

東日本大震災の際に救援隊が、東北の被災者救護の為、ここから飛び立ったのは記憶に新しいが、要するに、有事の際には軍事転用できる立地を計算して建てられている空港なのだ。伊丹から池田側に渡る巨大な橋は、その名も「軍行橋」。今も昔も、軍事ラインなのである。

それを廃止して関空に統合。冗談じゃない。関空みたいな地盤沈下が止まらない人工島の空港は、今でもちょっと大風が吹いたら閉鎖されるんですよ。橋ゲタを爆破されたらどうやって、空港を利用するんだよ。

ようするに橋下氏の言う、バックアップ機能なんか所詮この程度で剥がれ落ちる浅知恵なのである。国家の運営を、大企業の統廃合程度にしか考えていないので、橋下氏の想定する緊急事態が、生ぬる過ぎてお話にならないのである。

緊急事態っていったら、第一は敵が攻めて来た時のことでしょう。そして、第二は大災害の時のことでしょう。

優先順位も覚束ない、この程度のリスクマネジメントしか出来ないやつらとも、力を合わせて改憲勢力を作らねばならないかと思うと、本当に先が思いやられるのである。…まあ、公明党よりは数倍マシだが。

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