★【23andMe】の英国版。(皇紀2674.12.5)

昨日の記事によると、『【23andMe】が英国で認可!!』とのことでしたが、一応、英国版(と、カナダ版)への切り替えは画面の右下(赤囲みの部分)で出来るらしい。

ただ、米国版で【健康結果が表示されない時期に購入したユーザー】が、英国版に画面を切り替えるだけで、【健康結果が表示されるようになる】のかは今のところ不明である。


追記、皇紀2675年1月9日に23andMeのDNAアレイによる検査 - 販売停止命令に至る経緯という興味深い記事を見つけたのでリンクを貼っておきます。


(以下一部引用)
「23andMeに2014年10月に日本、韓国、中国で販売しない理由を尋ねたところ、販売対象国についてのウェブページにあるのとほぼ同じ回答が返ってきた。つまり、輸送と法規制の問題で、輸送の方が先に述べられた。EMSによるヒト検体の発送で適切な物品名について公式の情報が見あたらないように、23andMeとしても日本からヒト検体を安く輸送することができないと考えているようだ。[個人向け遺伝子検査のガイドラインの乖離]の節で述べるように、法規制というか、学会ガイドラインの点でも日本は困難な国である。結局のところ、言語、輸送、法規制の全ての点で日本へ23andMeが進出してくるのはずっと先のことになりそうだ。FDAとの衝突の中で、まずはカナダ、オーストラリアなどの米国、EU以外の英語圏を完全制覇しようとするだろう」
(引用ここまで)


私もかつては、23andMeが日本に進出しない理由について、何らかの法規制上の問題かと思っていたが、日本、中国、韓国で販売しないのは、FDAとの衝突以前からとられていた措置で、輸送に問題があるなら、遥かに米国より離れた場所にある豪州がOKであることと矛盾が生じる。

また、deCODEmeなどの会社もかつて日本人も対象として23andMeと似たサービスを繰り広げていた訳である。


しかし、おそらく、23andMeが日本に進出しない理由は、欧州由来の白人に対する遺伝子情報の構築が第一目標であって、白人と大きく遺伝子情報の異なるであろう人種の、日本、中国、韓国に関しては遺伝子情報の構築などということを、当面は考えていないためであろうと想像できるのである。


実際、日本人の私が23andMeを受けた結果では、Y染色体ハプログループの判定に関して、明白な鑑定ミスがあり、この意味では、23andMeの鑑定結果は、杜撰な箇所があるとFDAを怒らせたのに足る理由がやはり存在するのである。

また23andMeが行っているのは、病気になる因子のオッズの表示であって、医療診断行為ではない。ゆえに健康保険が適応される訳でもない。

また、オッズである為、外れることもあるし、数値が修正されることもあるという23andMeの逃げ口上が出てきてしまうのである。

さらに追記、皇紀2675年3月16日のニュースGoogleが支援する遺伝子解析サービス「23andMe」が顧客の遺伝子情報で新薬の開発へのリンクを貼っておきます。


さらに追記、皇紀2675年7月29日、米国版で【健康結果が表示されない時期に購入したユーザー】が、日本国内で【健康結果が表示】できるサービスが始まりました。詳細は「次へ」に。
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