人類誕生の地と云われる東アフリカの
「グレート・リフトバレー(アフリカ大地溝)」の風景


【日本人の起源を探る】(紀元2671年6月開始-紀元2675年3月6日改訂)
ようこそ!私は平々凡々たるただの日本人です。Y染色体ハプログループに個人的に興味を持ってから早くも4年余り経ちました。(その間に分析の精度も上がりましたね…)

我々の祖先は何故、アフリカを出て「太陽の昇る」方向「東」を目指したのでしょう?

このミステリーに挑戦するべく、不肖、私も日本人の一人として、我々の祖先、遥か昔の日本人の源流を探るため、自分のDNAハプログループを調査してみることにしました。

最新のDNA解析の研究成果によると、世界中の人々のY染色体を6万年遡ると、東アフリカに居た一人の男性にたどりつき、ミトコンドリアDNAは20万年遡ると、東アフリカに居た一人の女性にたどりつくそうです。(【文部科学省】の『ヒト染色体のハプロタイプ地図の完成』についてはこちらへ)

これに着目してナショナル・ジオグラフィック協会(全米地理学協会)とIBMジェノグラフィックというプロジェクトチームを組んで調査をしています。

同様の主旨でFTDNAというサイトがあり、こちらは【ジェノグラフィック】で分析出来る以上の細分岐系統(ディープ・クレード)が解析可能です。一昨年(紀元2673年)は、このFTDNAのBIG Yテストに挑戦しました。これにより、それまで「D2*」という表記で実態の明らかとなっていた私のY染色体は「D1b2a2b(D-Z38289)」という位置に属していることが明らかとなりました。


この、ハプログループD1bと云う系統は、日本人の2人か3人に1人がこの系統に該当するとのこと。つまり、このページをご覧になっておられる皆様(日本人の方なら…)も、分析さえすれば私と全く同じハプログループであるD1b系統に属している可能性が一番高いのです!

遺伝子の解析結果はweb上で確認出来るのですが、これらのサイトでは、何と我々の祖先が東アフリカから日本へ到達した想定経路が世界地図上に表記されるのです。しかも、最新のデータが加われば修正されて精度が上っていくとのこと。


また、私の母系(母の母の母の母の…)が分かるミトコンドリアDNAの分析結果は【D4b2a2a1】でした。ミトコンドリアDNAの【D】は日本人の40%がこれに属しているという最大グループなのでありました。要するに、私は父系も母系も最も一般的な日本人の持つ遺伝子の型に属している訳で、これが私が「平々凡々たるただの日本人」と名乗る所以なのであります。…私は、いわば、日本人の平均値を集めたような人物なのであります(^^;


しかし、このハプログループの解析は、私一人を深く調査しても限界があります。というのも、この遺伝子解析というのは、他の人のY染色体とのSNP(一塩基多型)との差異を調べることによって、ハプログループの分岐の過程が明らかとなるからです。そういう訳で、一人でも多くの方が日本人の起源に興味を持って下さり、調査に参加して頂けたらという思いと、「興味は持っていたが自分のハプログループを調査するやり方が分からない」という方々の為に私の体験がお役に立てればと思っております。「ハプログループD1b」に特化して単独で扱っているwebサイトは、本サイトが日本初(更に云えば「世界初」)であります!よろしくお願いします(^^)v


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