★家族揃って東北に向かって慰霊と復興の為の祈りを捧げました。(皇紀2672.3.11.14:46)


◆東京都千代田区の国立劇場で行われた『東日本大震災一周年追悼式』で、 天皇陛下より親しく御言葉を賜りました。



「東日本大震災から1周年、ここに一同と共に、…震災により失われた多くの人々に深く哀悼の意を表します。

一年前の今日(こんにち)、思いも掛けない巨大地震と津波に襲われ、ほぼ2万に及ぶ死者、行方不明者が生じました。その中には消防団員をはじめ、危険を顧みず、人々の救助や防災活動に従事して命を落とした多くの人々が含まれていることを忘れることができません。
さらにこの震災のため原子力発電所の事故が発生したことにより、危険な区域に住む人々は住み慣れた、そして生活の場としていた地域から離れざるを得なくなりました。 再びそこに安全に住むためには放射能の問題を克服しなければならないという困難な問題が起こっています。

此の度の大震災に当たっては、国や地方公共団体の関係者や、多くのボランティアが被災地へ足を踏み入れ、被災者のためにさまざまな支援活動を行ってきました。
このような活動は厳しい避難生活の中で、避難者の心を和ませ、未来へ向かう気持ちを引き立ててきたことと思います。 この機会に、被災者や被災地のために働いてきた人々、又、原発事故に対応するべく働いてきた人々の尽力を、深くねぎらいたく思います。

又、諸外国の救助隊を初め、多くの人々が被災者のために様々に心を尽くしてくれました。
外国元首からのお見舞いの中にも、日本の被災者が厳しい状況の中で互いに絆を大切にして復興に向かって歩んでいく姿に印象付けられたと記されているものがあります。 世界各地の人々から大震災に当たって示された厚情に深く感謝しています。

被災地の今後の復興の道のりには、多くの困難があることと予想されます。 国民皆が被災者に心を寄せ、被災地の状況が改善されていくようたゆみなく努力を続けていくよう期待しています。

そしてこの大震災の記憶を忘れることなく、子孫に伝え、防災に対する心掛けを育み、安全な国土を目指して進んでいくことが大切と思います。

 今後、人々が安心して生活できる国土が築かれていくことを一同と共に願い、御霊(みたま)への追悼の言葉といたします」


…思えば、かつて私の住む阪神地域も未曾有の大震災に見舞われました。

神戸の町は辺り一面が様変わりしてまるで爆撃を受けたような惨状となっていたのを今でも憶えております。水道が中々復旧しない日々が続く中、救援物資を運んでいるトラックや給水車のナンバープレートを見ると、北は青森、秋田など日本全国のナンバープレートで、本当に日本全国の方々に支えられていることを実感しました。

東北が真に復興することを願っております!

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