★「カラーの夢」と「モノクロの夢」 (2013.5.16)

随分前の話になりますが、西暦2000年に公開された、クリストファー・ノーラン監督『メメント』という映画を観ました。めちゃめちゃ面白かったです(*^^*)

「前向性健忘症」になった主人公が、自分の身の回り起きた事件の真実を探りあてて行くというミステリアスな内容(…と意外な結末)の映画で充分楽しませてもらいました。この映画、…まあ予備知識無しに見たので、最初は何が何んだか分からない展開だったのが、序々にそのストーリーに惹きこまれ、見終わってすぐまた3回連続で見てしまいました(以下多少ネタバレしますので注意!!)。


その中で、時系列を逆向きに映し出していくという手法以外で、気になった手法に「モノクロ」のシーンと「カラー」のシーンの描き分けがありました。

…いろんな説がありますが、まあベタな解釈では、「カラー」は真実で「モノクロ」は夢の中のシーンでそれが混濁してるのだとか…。

ところで何故、夢の中のシーンが「モノクロ」かと言うと、なんとごく稀に白黒の夢を見る人がいるらしいです。(おー!かっちょええ!)

かくゆう私の友人も高校時代に白黒の夢を見たことがあるらしい。
その人物曰く「疲れた時などに見る」らしい。…という衝撃的(?)な内容でした。

私も疲れて寝ることがありますが、今のところ一度も白黒の夢というものは見たことがありません。(まあ凡人なので仕方無いか…)

…だいたい、現実世界がカラーなのに白黒だったら違和感バリバリですぐ「夢」だと気づいて醒めてしまうかもしれません。

それとも、モノクロ映画の中の主人公になったような気分で、そのときだけ違和感を感じないのでしょうか?(※色が無いということは、その人は陰影だけの形でモノを認識しているのかもしれません)

それと、西洋人も疲れている場合「モノクロの夢」を見る人がいるんでしょうか? …まあ、そういう人がいるからこそクリストファー・ノーラン監督も映画の手法で使ったんじゃないかと思うんですがね(^0^)v

『メメント』を見てふと「白黒の夢」の話を思い出しました。


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