左が私、右が返信をくれた「DNAの親戚」


★【23andMe】の「継承電卓」の機能1(2014.1.23)

さて【23andMe】には「継承電卓」という機能がありまして、先ほどの包括的なゲノムが77.32%一致した人物の詳細を「ゲノム情報を共有している同士」なら見ることが出来ます。

これは「右の人物」と「左の人物」が結婚した結果どんな子供が生れるかということを自動計算してくれる機能なのですが、アメリカでは「赤ちゃんをデザインするのか!」と物議を醸し出した機能でもあります。洒落で使っているうちならまだしも、「将来こういう子供を産みたいから、あなたとは結婚しません!」とか言うことになって来ると、いにしえの「優生学」的な考え方を助長するんじゃないか?という議論が巻き起こったらしいのです。

…だから、洒落の通じない人には、アンジェリーナ乳房切り取り事件なみのインパクトとなるらしい。

こういう機能は、当たるも八卦・当たらぬも八卦ぐらいの気持ちで接して下さいね。

…でまあ、カラクリは結局のところ「右の人物」と「左の人物」のゲノムの平均値を出しているだけなので、生物学的にはあり得ない話ですが「右」に男性、「左」に男性を入れても生れてくる子(?)の予想値が出せるようになっております。もちろん、「女性と女性」を入れてみることも出来ますし、何と「自分と自分」でも計算してくれます(この場合は当然答えに「自分」が出てくるだけですが…)

という訳で、早速、私と「返信をくれたDNAの親戚(男)」さんを比較してみました。

「苦み知覚」とは、広い意味で味覚のこと。食べ物の好き嫌いなどを司るDNAなどのことと解釈したらいいのかな。そして「乳糖不耐症」についても私と全く同じ。ただ、日本人の大半はこの「乳糖不耐症」つまり、牛乳を消化出来ない体質(…そのかわり、ワカメなどの海藻を消化出来る。世界中の大半の人はワカメを消化出来ない)らしいので、同じ日本人なら当たり前かな。

違うのはその下の「耳垢のタイプ」について。私は「ドライ(乾型)」で、「返信をくれたDNAの親戚」は「ウェット(湿型)」でした。(つづく)

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