大阪「坐摩神社」の『明治三十七八年戦役(日露戦争)紀念碑』(皇紀2673.8.27撮影)


★大阪「坐摩神社」の『明治三十七八年戦役(日露戦争)紀念碑』に参拝しました。(皇紀2673.8.27)

藤澤恒(南岳)による、流麗な漢文で書かれております。

【碑文】
明治三十七八年役、制慕挫驕國威大揚矣。久寶學區子弟、從軍勤勞者、九十有一人。凱旋之日、久寶報國會員、胥議擧祭典賽武功遂勒碑、于社境以表衷誠於無窮云爾。

明治三十九年五月   藤澤恒 識


余談ですが「坐摩(いかすり)神社」は、全国渡辺氏発祥の地近くに建つ神社で「上方落語寄席発祥の地」でもあります。

現在、日本全国におられる渡辺氏のルーツは一つで、この渡邊氏というのは嵯峨天皇の苗裔で、源姓を賜った摂津源氏の雄であります。摂津国西成郡渡邊村を領して渡邊氏を称したことに始まり、鬼退治で有名な渡邊綱などを輩出し子孫繁栄して全国に及びました。この付近の地名が、地区編成で無くなりそうになった時「全国渡辺会」の反対に遭って、地名として残されることとなりました。


所在:大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺3番地
最寄:「坐摩神社」内(北側)
形状:自然石型
年代:明治39年5月
碑文:藤澤恒

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